昭和15年12月22日民報。
12.22. 将兵慰問特集 原町小高方面

原町特信
百一歳のおうな逝く
 相馬の最高齢者逝く――-原町上渋佐字横張百一番巳之八(四十三)の祖母湊キサ刀自は、二日急性肺炎を患ったが十一月十六日午後十時百一歳の高齢であまり苦しみもせず長逝したキサさんは天保十一年二月の誕生で明治元年の戊辰戦争には二十九歳で郷里双葉郡浪江町川添の実家で高瀬川を挟んで相馬勢が官軍に対抗して射合ひをしてゐるのを見たといふ話をしてゐたほどの古老で恐らく相馬郡内どころか県内でも年長者かも知れない死ぬ二日前まで日向に出て大豆落しをしてゐたといふ耳も歯も達者で眼鏡を用ひず縫物をしてゐた健康の持主でもあった、健康と長寿の模範としてまことに惜しいことと思はれる

101歳で死去した。

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