大正2年の野馬追祭 相馬子爵の二姫君が参観
野馬追の壮観
鎧袖戞々旌旗縦横
攘虎槫の大活躍
新田川へ参集
旗取の施行
野馬追雑俎
二姫君の来観 中村町に御滞在中の相馬子爵の姫君は十五日午前来原し陣ケ崎に於ける野馬追の壮観を御覧に成りたるが同日午后小高町に御出で遊され火の祭りの盛況を見同所に滞在せられたるが十六日中村に御還りになる由
▲ 救護班と視察団 福島赤十字社の救護班団は十四日も大原医師は高野氏看護婦を指揮して病人負傷者の救療をなしたるが当日は暑気の為めに罹りたる患者ありたる外傷者は少なう模様なりし、又水戸市いばらき新聞社の視察団は陣ケ崎に於て野馬追の観覧を為したり
▲ 沼水一杯一銭 十五日は炎暑甚だしきを以て陣ケ崎の観覧場には多数の長屋出来したるが夫は亦孰れも大繁昌を極めたり中には奸商あり観覧人の冷水を激烈に要求する隙に乗じ付近の沼水より飲用するに堪へぬ汚穢なる水を汲み来り一杯一銭宛に売る者あり出張の巡査に発見せられ手厳しく説諭を受けたる者ありたり
▲ 人の海
▲ 宛然たる人の海
▲ 煌煌たる不夜城
▲ 興行物と遊里
▲ 停車場の雑踏
▲ 沿道堵を為す
▲ 雲雀原黒色
▲ 黄塵天に沖す
▲ 小高の火の祭り
△ 小高軍の還御
△ 御迎の鶴谷待
△ カガリ火煌煌たり
△ 人の海を出発
△ 明日の野馬掛

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