古代中世・歴史ロマンの旅
小高工業社会部員が相州相馬を研修

 一行はマイクロバスで二十五日午前七時に小高駅前を出発。筑波山を経由して午後は古代史の英雄平将門ゆかりの土地である同石下・豊田舘跡、将門公苑、国王神社、島広川(将門の陣営)、延命寺と薬師堂、石井戸、一言神社などを見学したあと、水海道市内に宿泊。二十六日は守谷町教育委員会の案内で守谷城址の土塁や本丸跡、妙見舘などを見学し、また流山市博物館や小金ケ原の一画をなす野馬土手を見学して小高町に帰還した。
 「郷土のなりたちを知るうえで参考になった」
 と相馬さんは語っている。特に印象的だったのは、守谷城址の形が小高城址に酷似してる点だと。
 守谷城址は個人所有の土地で実測図もないため、正確な数字が判明しないながら、周囲の状況や地理的な環境が驚くほど小高城址と似ているうえに、地名でも同じものが残っており、偶然ではない可能性があるという。
 相馬さんが指摘するのは、小高城址、守谷城址も、ともに平地に突き出した格好の低い丘を利用していること。

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