七月六日夜。北町にお住いの菅野清二先生をたずねる。彼は現在、原町市立大甕小学校で、学区内の第一小学校に金しておられるが、前任地の大甕小学校で学区内の空襲戦災の体験を子供たちの手でほっくつしながら平和教育を肉化してゆくという、ユニークな実践をされている。
夜の団欒のあと、お風呂さんから上がってきた男の児がおちんちんを出したままマルハダジャでやってきた。あたたかい家庭がそのまま菅野先生の「平和」の原点なのだろう、と思う。
かつて沖縄で行われた教育研究会全国集会の第十九分科会で完夫先生は、「子供たちを平和の語り部にしよう」という報告をしている。その資料から、次に抜き出してみる。
原町市内の、子供たちが家族から聞き出したレポートが列挙されている。
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