原町憲兵隊が送検した戦後の混乱時の飛行隊反乱事件.
作成: 二上 英朗 日時: 2012年3月29日 9:46 ·
原町憲兵分隊秘史より、夫沢飛行場1945・8・15の証言
渡辺幸太郎氏の回想。
 富岡の飛行隊長の将校行李が紛失したので捜査して欲しいとの依頼を受け、飛行隊に行き、隊より状況を聴き、その後関係者に会い事情を聴いた結果、どうやら隊長の失念のように思った。後日、その荷物が出てきたと聞いた。
 十五日の暑い日、双葉郡の飛行場が空襲を受けた直後で、それの状況調査のため出向しました。村の駐在所に立ち寄った時、正午近くだったので天皇の放送がある事を知り拝聴したところ、何となく敗戦を知り、それから飛行場現場での状況調査を始め、ある将校に状況を聞き始めたところ、居合わせた他の将校に「敗戦なのに今更調べる必要がないだろう」等と言われ、自分なりに困った思いをしながら帰隊した。
 数日が過ぎ、この飛行隊に反乱が起き、関係者の取り調べに忙しい思いをし、軍法会議に事件送致した事を思い出します。

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