88 式偵察機、雲雀ケ原に飛来す　昭和６年

昭和６年12月17日民報
雲雀ケ原の飛行場　実現は近し
実地試験の結果良好
十五日の陸軍爆撃機着陸
相馬雲雀ケ原に飛行場設置の為め原町では予て促進運動中の処去る十三日陸軍航空兵大尉川原八郎氏来原、予定地の実地踏査及び爆撃演習の場合に於ける原町渋谷海岸地先海面を視察したが目下栃木県太田原にて演習中の所沢飛行学校八八式偵察機の飛来を促したので十五日午前九時十分原町上空に陸軍飛行機の雄姿が現れ町関係者青年団、学生其他多数町民歓呼のうちに予定地に美事なる着陸をなし十三日来出張中の田原大尉が直に之に同乗して離陸太田原にむけ同九時二十分爆音勇ましく帰還した