img091原町国民学校の児童たちが飛行場を慰問。

昭和19年五月に原町国民学校の小学2年生だった松浦蓉子は、先生に言われて飛行場の兵隊に慰問の手紙を書いた。受け取ったのはたまたま小山正という航空兵だった。

6月22日には飛行場慰問に連れてゆかれ、「われは海の子」の合唱「兵隊さんゴッコ」「万寿姫」などの劇を見せた。二番目の姉の京子は六年生。この日「万寿姫」の頼朝役。先生は六年生と兵隊さんたちを並べて対面させ、その子の家族と交流させるように仲介した。

こうして士官学校57期生で3月に卒業後、鉾田飛行学校の分校原町に来た学生たちと、地元の家庭との交流が始まった。

 

 

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