鉄道院原町驛
大正七年発行の「相馬原町案内」という冊子があるが、これには鉄道院原町駅と原町機関庫の大正六年の概要が掲載されている。
▲鉄道院原町駅 常磐線三発着駅の一にして列車の発着回数一昼夜三十二回。職員は駅長油井氏以下助役二名電信技手三名貨物係一名其他駅夫信号夫等以上四十五名。
大正六年度成績左の如し。
旅客(乗) 一一〇、三六四 (降)一〇七、三一八
小手荷物(発) 一三、〇一六 (着) 一三、二六〇 (賃金)一、八一七円二七〇銭
貨物(発)一六、三一六 (着)一四、〇六三 (賃金)四一、九〇三円七七〇銭
▲鉄道院原町機関庫 原町駅構内に在り、常磐線北部に在り、常磐線北部運転の機関車十台を管理し其の保全に任じ常に二台づつを留め積炭給水、或は機関の修理等運転の準備を為す。職員は主任望月朔吉氏助役斎藤裕五郎以下機関士二十二名技手十四名火夫十三名其の他職工機関夫等以上七十五名、成績優良、模範庫として鉄道院開闢以来の第一号賞状を授与せある左の如し。
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