「〇常磐鉄道の敷地 日本鉄道会社常磐鉄道路線の敷地に就ては過般来地方委員諸氏ハ勿論沿道の有志諸氏熱心尽力し県下に属する一部分と宮城県下亘理郡に属する一部分とに於て協議の纏まらざるものありしが亘理郡坂本村は同地方選出宮城県県会議員武内吉平氏の尽力にて協議纏まりり小高町地方も数日前に協議纏り其買収価格の如きもさきに委員に於て評決した標準価格に異議なき事となり愈々去る二十三日を以て勿来以北の敷地買収の事は悉皆協議纏りたる由なり」
明治26年9月26日民報
「〇鉄道敷地売買済 常磐鉄道布設線路の予測は過般其筋の技師出張して執行したる由は爾時本紙に掲げしが其後該線路予測に当りし地所々有人中行方郡小高村に於てハ鈴木重郎治、鈴木安五郎、門馬高長の三氏及外一名に於て鉄道会社と沿道住民戸お約束書に調印に差拒み来たりしも今回同村の時田忠治氏大に斡旋する処ありて終に門馬高長氏所有地内鉄道布設に当るへきも田地四反歩許を時田忠治氏に於て買得し更に故障の根底を断ち而して鈴木重郎治氏外二名も異議なく約束書に調印せりここに於て始めて同地方に於て該鉄道布設に関し蟠まりたる故障氷解し村民大に喜悦し居れりと云ふ」
「〇鈴木重郎治氏ハ承認せす
「〇常磐鉄道の測量
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