大正10年 鉄道関係記事

「原町鉄道殉職法会」 原町鉄道従業員にては八日午前十時より本願寺別院に於いて同業者にして殉職せる武藤定吉外三名の大法会祭を施行すべき筈なるが同日は原町鉄道従業員三百余名参列し親しく霊魂を慰むべしと
大正10年5月9日民報

「原町鉄道購買部」 今回原町鉄道倶楽部に新発された仙台鉄道局購買部渋出張所にては一日より一般鉄道従業員の為め普通焦点より二割以上の安価販売をなすべしと因に購買者は鉄道庶務課より購買券を持参すべしと
大正10年5月9日民報

鉄道妨害で懲役二年
鉄道妨害者に懲役二年求刑」 相馬郡太田村〇田〇衛(一八)に係はる鉄道往来妨害事件公判は十二日福島地方裁判所に於て保田裁判長岡沢多賀谷両検事の陪席飯沢検事立会丹野弁護士出廷 開廷されたるが〇衛は裁判長の訊問にかいうし犯罪事実悉くを是認し飯坂検事より二年の懲役を求刑され丹野弁護士ありて閉廷し判決言ひ渡しは来る十九日なりしと
大正10年5月13日民報

駅長と助役が駅に雨傘寄付 常磐線磐城太田駅高田定蔵並に助役高橋謙氏は官界稀に見る危篤者としてつとに地方民の賞賛を博して居れるが今回同線乗降客を優待の意味に於て不時の設備として雨傘数百並に提灯等を揃ひ一般に貸与する事となりたるが誠に賞すべきである
大正10年5月24日民報

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