原町営林署管内新田川沿岸の林道敷設に要する土地買収から石神村北部及び新田川灌漑部落民の感情悪化し一時問題の
重大化を恐れられて居たが此の程県山林課本局派遣の猿田技師地方有志等の熱心な調停に依り新田川沿岸に保安林存置の条件で手打、愈来る四月中旬から工事着手の段取に蹴ってした、該林道は原町営林署は勿論町としても多年の懸案であり今回実現さるゝに至るまでは営林署長安東氏の熱心な奔走があつかって力があった
開通の暁は一昨年から着工中の門平道と共に原町及関係部落の発展の上に大なる期待をもつて迎へられつつあり而して今回の分は原町南端バッカメキ軌道と国道との交差点から
分岐し→石神村→大木戸拝(注。押の誤りか)釜、高の倉、大谷を経て福電第二発電所に至る一万四千五百メートル工費四十万円本年度中に竣工の予定である

民友 S4.3.28

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