昭和19年5月27日 毎日 福島版

言葉が違っても“生意気
だ“などと言はないやう
原町の疎開物懇談会でお願ひ

原町では廿三日疎開物五十八名を役場に集めこれが指導懇談会を開いた、先つ警察側から華美な服装をやめ生活に困らなくとも働ける人は増産に励むこと、闇買をせぬこと、国民学校からは勤労をも励むやう児童をしつけられたいこと、町当局からは貯蓄に協力されたいこと等の希望があり、疎開者側からは自分等の子等が言葉が違っても生意気だなどとはいはぬやう一般学童に注意して欲しいなどの希望があつたほかは総て隣組の親切に感謝してゐるとの意見の開陳があり和やかに“仲よくやりませう”と申合せた

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