請願駅「桃内」の開設 小高町史p672
この駅は昭和二十三年(1948)8月10日請願駅として開設された駅である。
戦時中は現代のところに桃内信号所があったが、終戦後官舎の取り壊しにかかったので、何んとか此処を駅に昇格させたいと考えて居た。
たまたま江井義隆が、仙台へ商用のために月に二回ぐらい行くので、仙台鉄道管理部とも話し合いをすすめ、請願駅なら実行可能との見通しがついた。
そのころ、山下駅を初め、相当数の請願駅が開設されていた。桃内駅建設のために、地元耳谷畜をはじめ、旧福浦村各大字並びに村当局も、その必要性を道目支援体制に入った。
戦後の資材不足のため多大の困難はあったが、個人的の寄付などもあり、全村あげて協力し、奉仕された労力も延12,000人に及んだ。
浦尻、棚塩の北見、佐藤両瓦業者の協力をはじめ、福浦地域住民の力の賜であり、合併後の小高町には二つの駅が実現された。
建設を物語る唯一のものは、功労者、江井義隆、天野秀延らを顕彰する報徳碑に克明に書き残され、桃内駅頭に建っている。
桃内駅wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A1%83%E5%86%85%E9%A7%85
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