3月14日のニュース
福島第一原発周辺 615人避難できず

3月14日10時50分更新

避難指示が出ている東京電力の福島第一原子力発電所の周辺にある福島県浪江町など3つの市と町では、14日午前10時現在、介護施設や病院など5か所のあわせて615人の住民が今も避難できずにいることが福島県の調査で分かりました。
福島県によりますと、避難指示の対象地域になっている浪江町では、介護施設「オンフール双葉」で入所者のお年寄りと職員、あわせて279人が、また「西病院」では75人が避難できずにいるということです。
このほか大熊町では、介護施設に100人、「双葉病院」に80人、また、南相馬市の小高赤坂病院に81人が取り残され、県によりますと、避難指示の対象地域にいる3つの市と町では、午前10時現在、あわせて615人が避難できずにいるということです。
取り残された人たちは、現在、自衛隊によって救助中ですが、救助されしだい、南相馬市の相双保健所で被ばくしていないかどうか線量計を使って検査するということです。

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