相馬双葉いわき 福島県浜通り地方の被害続々

 平成23年3月11日午後2時46分頃、三陸沖を震源地とするマグニチュード8.6の巨大地震があり、宮城県北部で震度7、福島県で震度6を観測した。
 気象庁によると関東大震災を上回り、近代的な地震観測が始まって以降最大。県・県警察本部・各市町村・各消防本部などによると同12日午前零時現在、南相馬市で24人、いわき市で9人、相馬市で5人、須賀川市で3人、富岡町で2人、浪江町で1人、新地町で1人の計45人の死亡が確認された。
 また県警によると行け不明者は370人に上った。けが人は131人。浜通り地方の各市町村に大津波が押し寄せ、多数の家屋や車両が流され、県内各地の広い範囲で土砂崩れや火事、停電が起きた。
 最も被害のひどい南相馬市では、1800世帯が壊滅状態になっていると防衛省が発表。自身の死者は1000人を超える見通し。また県・県警などによると南相馬市原町苦の介護老人保健施設ヨッシーランドが津波に襲われ10人が死亡。いわき市植田町では火災などで3人が死亡したほか同市久ノ浜町で2人の水死体が発見された。相馬市では市社会福祉協議会のデイサービスセンターのバスが津浪で流され、男性1人、女性2人が死亡。同市のスーパーでは、壁の下敷きになり、女性1人が死亡した。浪江町では家屋が倒壊し、男性1人が死亡した。
 県警発表。行方不明者は、南相馬市300人。
 白河市12人。須賀川市9人。いわき市3人。その他46人。
 富岡町では5人が行方不明になっている。
 またいわき市小名浜には、地震直後の大津波が押し寄せ、魚市場などを飲み込んだ。相馬市では高さ7メートルを超える津波があり、住宅地が水没。新地町では住宅約420戸が全壊したほか沿岸部を中心に家屋などに大きな被害が出た。

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