津島中学校沿革誌

 平成23年3月11日 東日本大震災(14時46分)宮城県沖M9.0 震度6.強(宮城県は震度7)発生。当日の午前中に卒業式を挙行。波高10m以上、遡上高40mの大津波の発生により、太平洋沿岸部は壊滅的な被害を受けた。これにより東京電力福島第一原子力発電所の1,2,3,4号機が外部電源の一切を失い、原子炉の冷却が不能。燃料が融解し、2号機を除き原子炉建屋は次々と水素爆発を起こした。大量の放射性物質が原子炉ベント作業とあいまって南東の風に乗り、浪江町津島地区にも降り注いだ。津島仲沖;6.5μSv/h. 赤宇木手七郎;16.3μSv/h,下津島萱深;8.2 μSv/h.赤宇木椚平;36.0μSv/h. )
 平成23年3月12日 午前5時44分、総理大臣より原発から半径10km圏外への避難指示が出され、浪江町民は津島小中高、各公民館に避難を開始した。津島中学校は体育館で約700名、校舎の全教室で避難者約584名、計1,284名を収容した。
 23年3月14日  3月14日(月)から3月23日(水)まで臨時休校。終了式も中止。(延期として7月23日(土)二本松市で実施)
 23年3月15日 政府は20km圏外への避難を、30km圏内は屋内避難を指示発令。津島地区住民のほとんどが自主避難を開始した。
 23年4月1日 浪江町は町立小中学校9校について、いずれかの避難指示区域のため、児童生徒を招集し、学校を運営することを断念。町内小中学校の機能を二本松市(旧東和町立第二小学校跡)に設置し、152名の教職員を一時招集、学校機能の回復(準備)を開始した。
 23年4月5日 県教育委員会は本校勤務を命じた新採用教諭に対し、兼務辞令を発令。(福島市立大鳥小学校勤務)
 23年5月2日 県教育委員会は自動・生徒の在籍しない学校の教員に対し、兼務辞令を発令。自校の児童生徒の区域外就学先校に割振り勤務を命じた(本校5名)

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