「嵐の中のいちごたち」に330人
4月15日、サンライフ原町を会場に、原町高校出身のカメラマン古山正の撮影による「嵐の中のイチゴたち」が上映された。
原高出身の売れっ子カメラマン古山正さんが撮影を担当した教育映画「嵐の中のいちごたち」の自主上映会が平成2年4月15日、サンライフ原町で行われ、予定の200人をはるかに超える330人が来場した。主催者は同級生の石田賢二さん。(あぶくま新報4月28日)
カメラマン古山正のこと
古山正は浪江生れ。青春時代を原町高校で送った12回卒業生。在学中から演劇部や写真部で活躍し、また相撲部を創設して東北大会に出場経験を持つ。卒業後は多摩美術大学に進学。その後東宝のカメラマン助手となった。黒澤明監督の作品制作にも参加し「影武者」の撮影では助手カメラマンとして、同作品の撮影風景をドキュメンタリータッチで収録。また松田聖子の「プルメリアの伝説」撮影や、数々の美しい場面で映画賞を受賞した「優駿」では風景部分の撮影を担当。日本映画の最前線で活躍している。テレビの仕事も多く、風間杜夫主演の「バイト人生百発百中」などを撮影担当。超多忙の売れっ子カメラマンだ。
「プルメリアの伝説」が撮影一人立ち第一作。第二作は「愛・旅立ち」。三作目が「クララ白書 少女隊Phoon」。これは60年8月、朝日座で上映されている。
朝日座でクリスマス映画
11月17–18日の二日間、朝日座で特別伝道映画界が開催された。主催は日本キリスト教団原町教会(茶屋明郎牧師)。上映されたのは三浦綾子原作「塩狩峠」で、一般市民120名が鑑賞した。また18日には精神薄弱児施設原町学園の生徒や、アフターケア・センターの生徒たち約30名が招待され、熱心に映画を見ていた。(あぶくま新報12月8日)