事変下のニュース映画と銃後    昭和13年3月22日朝日新聞。 「銃後ニュース」 〔〇原町国防協会資金募集のため原町芸妓組合では十九日朝日座で若葉会新踊会を開催〕との記事がみえる。  昭和13年3月22日朝日。「事変講演会」 〔横田特派員は上海初期戦たる中部戦線の苦闘を経て両角部隊と共に揚子江両岸の道なき道を踏破七十里、江陰城攻撃から鎮江に移り直に従軍半歳に余る報道の使命を果して帰任怱怱である、同特派員の県下における講演日程は次の通りである 一、 両角部隊に従軍して 一、 映画(事変ニュースその他数巻) 本社特派員 事変講演会(入場無料)26日(土)同 中村町 27日(火)同 原町 原町座主催 東京朝日新聞〕
 南京陥落映画会
 10月29日には次のような映画会の社告がある。 〔武漢陥落第一報 公開 漢口へ怒涛の進撃漢口一角に突入漢口入城、武昌占領・・・  二十九日 平市 (平館)  三十日 湯本町 (湯本座)  三十一日 原町 (現地決定)〕  この日の紙面に「祝戦捷 歓喜の中に 銃後の誓ひ固し」という記事があり、県下の各都市の戦勝ムードが報告され、原町については「原町では二十八日旗行列を行ひ夜間は提灯行列を行った」とある。  朝日新聞。11月のニュース映画上映の反響の大きさについての記事がある。  〔映画の益金 中村町映画常設館中村座では一日夜の本社ニュース「漢口陥落」並に「武昌入城」第一報映写に超満員になったので益金十円を軍用機献納資金として二日中村直配所を通じて寄託〕  このニュース映画は原町で10月31日に上映された。  従軍報告講演会 朝日新聞社主催の「従軍報告講演会」が昭和13年12月18日に朝日座で行われている。 〔従軍報告講演会「郷土部隊に従軍して」特派員鈴木孝夫 映画公開 十八日(昼)一時 中村 中村座    (夕)六時 原町 朝日座      主催 東京朝日新聞社〕 (13年12月17日朝日新聞) いわゆる南京虐殺というのは、この時の事件である。

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