角川映画「戦国自衛隊」の撮影

 同年、角川映画「戦国自衛隊」が制作され、原町ロケも話題を呼んだ。
「野馬追い武者も参加」して飯舘でのロケがメインだった。(昭和54年・民報)
〔戦国時代を舞台に自衛隊の近代兵器が登場して戦闘シーンなどを繰り広げる映画「戦国自衛隊」の県内ロケは原町市などを中心に十五日から行われているが、この中でも出演者数が最大規模となる行軍シーンの撮影が十九日相馬郡飯舘村の大火山牧場で行われた。同作品は「人間の証明」「野性の証明」などの映画化で話題を呼んだ角川春樹事務所が直木賞作家・半村良原作の同名SF小説を脚本化したもので、十億円の製作費をかけた角川映画の第六作。
同日は相馬野馬追いで活曜する騎馬武者約百人、地元飯舘村の青年団員と高校生ら約二百人がエキトスラとして出演、主演の千葉真一、夏木勲らとともに七、八百人の行列を作った。”本番”の合図とともに戦車の力強い響きとともに旗さし物が左右に揺れ、壮大な行軍シーンがカメラに収められた。公開は十二月十五日から全国一斉に行われる予定。〕
地元原町では昭和55年2月2日に朝日座で上映されている。原町の新田川河口がタイムスリップの現場、一部場面に。岡田奈々が自衛隊員の恋人を待ちわびながら祭場地で野馬追のシーンが。そして駅構内に原ノ町駅が詩的に挿入されている。

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