「女風林火山」「独眼竜政宗」ロケ
TBS「女風林火山」が昭和61年10月12日から日曜夜のゴールデンアワーに放映。これの撮影ロケが、原町市大磯の旧大磯シーサイドゴルフ場(東北電力原町火力発電所関連用地)で行われた。9月14日には主演の鈴木保奈美(新人・カネボウキャンペーンガール)、伊藤かずえ、松村雄基、若林豪らがスチール写頁撮影のため来原した。14、15の両日、相馬各郷の騎馬会が全面的に協力して豪壮な戦国絵巻が収録。地元アルバイト出演の高校生のギャラは徒歩兵が日当5000円、馬付きだと五万円。出演騎馬総数はのべ200騎だった。ざっと2000万円が地元に落ちた。 同61年、翌年のNHK大河ドラマ「独眼竜政宗」の撮影ロケが12月5~6日、原町市大磯で行われた。こちらは、猪苗代湖畔でのロケで撮影したものに不足があって、追加撮影を原町市の相馬野馬追執行委員会に協力依頼があったものだ。
TBS「そこが知りたい」オンエア
〔昭和62年2月24日、TBS「そこが知りたい」で朝日座が紹介された。同番組は映画評論家の荻昌弘がホスト役を担当する人気番組で、父子三代にわたって映画の灯を燃やし続けてきた布川雄幸氏と朝日座、九年目から経営するようになった原町シネマが紹介される。人口四万八千という小さな町で東京と同時の封切り館があるのは全国でも珍しいとか。 ●「衆楽園」の記念碑も
昨年(61年)はかつて原町シネマの北側にあり、芝居小屋が立ち、サーカスが興行されて町民の娯楽の場であった「衆楽園」の記念碑が建立された。ビデオ、レーザーディスクの全盛時代に、孤軍奮闘する朝日座に声援を送りたい。〕(おはようドミンゴ62年2月15日) 「朝日座がイキなはからい」老人にシルバー料金で映画提供をスタート。(62年6月8日あぶくま新報) 新栄町夏祭りで布川氏はファンに「衆楽園だんご」を出した。また8月15日には「無料映画会」を開催。大相撲「錦里」一行巡業の土俵で使用した東西の水桶、衆楽園の盆踊りで使った太鼓など往年の記念品を展示した。(8月18日あぶくま新報)