東映仁侠映画全盛時代

 堀川明男氏は「朝日座とプログラム」と題して、手元に朝日座のパンフレット180枚を大切に保存してある。そして自分の見た映画には赤丸印がつけてある。
〔昭和四十六年の頃は東映の仁侠映画全盛の時で赤丸印は仁侠映画ばかりである。私は当時中学三年で、高倉健のファンであった。〕という。(60年記念誌)
〔昭和四十七年五月三日から藤純子引退映画「関東緋桜一家」が上映された。日本の映画界が変動しつつあった。続く五月十三日から、S・マックイン主演の「栄光のルマン」十一日間ロングラン。朝日座の上映映画も変わりつつあった。そして私は「栄光のルマン」を三日続けて見に行った。映像も音楽も大作時代に入りつつあった。そして朝日座も当時中学生であった我々の心をとらえようとしていた。菅原文太、C・イーストウッド、C・ブロンソン、C・バーゲン、T・ハイド、S・スタローン等のスターが成長してきた。〕

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