2014年5月5日 ·
日本国憲法と鈴木安蔵
NHKの憲法の日の番組で、日本国憲法が米国が押し付けたのではなく、社会主義や福島県の自由民権運動を研究し諸外国の憲法を調べ民間から提案を建白した鈴木安蔵グループの草稿を基にGHQと日本政府トップとの合作で書き上げられた事実が描かれた。
わが南相馬が生んだ鈴木安蔵こそは、日本国憲法の理念の産みの親。クリスチャンの両親に育てられ、若き日の安蔵少年は小高教会に通い 聖書を学び、われらの世代に国民主権、男女平等、平和憲法の背骨を与えた。
「日本の青空」という映画でも、戦争中に三年間も獄中で弾圧されながら小高の姉の仕送りで憲法が生まれた伝記が世に紹介された。
相馬中学の弁論部で活躍し第一回県下弁論大会で優勝。当時は校内で黙認されていたリンチの蛮風を追放しようと同盟休校を指揮。二高社研 ではマルキストとなり大正デモクラシーの思想的バックボーンを作ったといわれるクリスチャン学者吉野作造博士の学風を嗣いで、日本憲法学の始祖となっ た。
憲法は南相馬で揺籃期を育ち、自由民権運動を学んで成人したのである。
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