通常県会 劈頭から小乱闘 野次は乱れ飛ぶ
昭和6年⒓月4日民友
山村の救済は目下の急務 佐藤政蔵氏雄弁
財政非常時に処し八百二十余万円にきりつめた予算を編成するに当たっての苦心には敬意を表する、然れどもその案の内容を見るに県費の按分上甚だ遺憾の点あるではないか、阿賀川、阿武隈川の改修事業をくり延べしする意志なきか小名浜商港計画につき斯様な多額の県費を投ずるの理由如何、この計画を縮小し他方面に振向けては如何
相馬藩政讃美
相馬藩政時代の植林政策を詳述し山村救済の方途として官有林払下げ問題に関して県は何の程度に考慮を払ってゐるか。
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相馬郡山間農村の凶作地に対しどの程度の救済土木事業を計画してゐるか
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更にまた県道に編入されても里道時代と何等変りなく返って悪道になったものがあるこれに対し県は如何なる意志を有するか数項に亘り立板に水を流したるが如く雄弁を以て質す
知事も緊張す
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