二重防空協発第五一号
防空思想普及の為 防空監視哨ニ於テ哨員製作ニ係ル模型飛行機B二九及びSB2C-1二機寄贈候条ニ御利用相成度
 追テ防空監視哨名ハ極秘二相成居り候条製作監視哨称ヲ付スルコト絶対無キ様相成度申候度」
5月末までに、原町飛行場で陸軍特別攻撃隊が編成されて、次々に前進基地に移動していった。
p139
「遥かなり雲雀が原 原町陸軍飛行場ものがた

米軍機模型の寄贈の件
原町の商店には長男しか残らず、これも防空監視哨という油屋門馬氏宅屋上に設置された場所で、敵機来週を監視し、東京の大本営に電話連絡する義務を負っていた。
大本営から県庁に通報されて、県庁から原町警察署二階の電話交換の奉仕隊の女史挺身隊に連絡がきて初めて空襲警報が鳴らされるから、だいたい最初の銃撃や爆撃が終わったあとで警報がなる。ま、北朝鮮ミサイルが超航空を飛んできてから鳴るという役立たない現代のJアラートと同じだね。
B29とSB2c(爆弾を積んで空襲に襲来する艦載機アベンジャー雷撃機)の模型を寄付するから、よく覚えて、よくみて機種を大本営に報告せよという意味だ。

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