調布市の自宅にて。無線塔の思い出をインタビュー。兄は、亘理院の院長先生。

「無線塔のあたりは、戦争直後、とても華やかな雰囲気だったんです。アメリカ兵や将校たちがいて。そんな雰囲気にあこがれるようなところがあったんでしょうね。あとで、近くまでいった時に、塔の中を見てみたら、中は何もないからっぽで、真っ暗でしょ。そのときは、とても失望しちゃったわ」

「あの塔は、無線局のアンテナだったんです。この調布市には、むかしの無線局長さんがいらっしゃるんですよ。米村嘉一郎さんという、いま確か95歳ぐらいです」

「へえ。ほーんと。それじゃあぜひ御会いして、お話聴いておかなくちゃあね。」

「ああ、そうだ。電話帳見せていただけませんか。」

「どこかにいらっしゃるんですか」

「その米村さんのところに、行くところなんですよ」

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