蚕都の絹産業で全国の知恵を学ぶ

 8、9日の両日、民報創立120年記念事業こらっせでシルクロードネットワークふくしまフォーラムを聴講した。埼玉県入間博物館で「石川製糸」展示がおこなわれるので、遠方の友人が来福して情報交換しながら福島を案内した。
 南相馬市原町にも石川製糸という巨大な企業があった。絹の産業と文化でつながる全国の町から、創意と工夫の絹の町づくりが発表され、かつて蚕都として発展した信達地方の桑折の真綿製法の実演や伊達蚕屋根農家の座談会、機織り実演を民家園で見学し、講演会では川俣の世界一薄いシルクでミラノコレクションに乗り込んだ企業齋栄織物社長の体験発表を聞いた。会場に展示された世界一軽い天使の羽のようなウエデイングドレスはい50名の来場者の目を奪った。
 横浜群馬や入間、上田、小山、川越、新庄、千曲、日野、前橋、横手など全国の絹産業の知恵と、地元の伊達、二本松、福島蚕都の豊かな歴史と文化をあらためて勉強しなおした。

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