アポロ9号
アポロ9号は、月まで行ってきた。着陸しなかったけどね。
きょうは日曜日の朝だ。去年までは、だいたい教会に行って日曜礼拝にちゃんと出席していたので、教会の員数には入ってあてにされてたのだろうが、11月の手術と入院と、ことし一月の末日に救急搬送されて緊急手術からまた入院となってから、すこぶる体調が悪い。へたをすると、これでこの世とおさらばかもしれないのに、口ばかり達者だから、誰も相手にしない。
しばらく教会にご無沙汰だから、あったかくなったから、そろそろ出てこいとの電話が来た。行きたいが、寝たり起きたりの毎日なので、人並みの出席はできない。寝たままでありがたい牧師の説教を聞かせてもらうわけにはゆくまい。神の前に立つのだから。
きのう床屋に行ってきた。それぐらいは可能だ。座ってるだけだからね。
で、けさはバス停まで歩いてみた。けっこう長い距離なので、もうそれだけでへとへと。病み上がりは特にひどい。
駅までは行けたのだが、乗り換えがそこから出るわけではない。福島市内のほとんどのバス路線は、駅の旧来の街の東側に分布しており、西方面の土湯行きのバスに問うたら教会に最短の「TUF行き」「中屋敷」へは西口からの始発だよ、との応答。
それで駅の連絡通路の東西地下トンネルをくぐって西口に上がってみたら、目の前をくだんのバスが出発した姿がみえた。ぎりぎりのタッチの差で間に合わなかった。しかも時刻表には次の便まで、昼まで空白である。
レントの期間中の聖餐式には、けっきょく出られないまま四旬節を過ごすというのは、三十数年で初めてのことだ。
アポロ計画の遂行プロセスの間じゅう、小学生から中学生をすごしていた。
11号の月面着陸の前に、9号が月面を軌道上から眺めて帰還してきたっけな、とおもい出しながら、礼拝を前に、どうしよう。けさの散歩は月面周遊計画に匹敵するが断念する。奥さんに金融封鎖されてるので、タクシーでは帰りたくない。ささやかな5円コピーさえできなくなっちゃう。ナナコ・カードはセブンのコピーなので10円かかるし。手元のノルカ・チャージのカードしかないから、帰りも歩きとバスの組み合わせで、なんとか帰れるだろう。教会に出ても、けっきょく、家族のための祈りをすることになるのだから、どこで祈っても同じことだろうし。
来週の復活祭には、もう一便早い時間に家を出よう。
米国副大統領が火星計画をぶち上げた。次の選挙対策なのだろうが、火星に人類到達は、見れるだろうかな。
ぼくは、教会の礼拝に出るのが目標。