日本国憲法と鈴木安蔵博士 2017.3.2.民報「ひろば」

日本国憲法と鈴木安蔵博士

 26日、最高府の衆参両院議長と安倍総理と最高裁長官の三権トップが揃って憲法施行70年記念式を憲政記念館で簡素に開催した。
 日本国憲法は戦争の惨禍を悔いて平和主義と基本的人権と国民主権を掲げて民間から建白した本県小高生まれの鈴木安蔵博士の草稿を基にGHQと政府の合作で国会が発布した。
 安蔵少年は地元相馬中学で活躍し第一回県下弁論大会に優勝。当時は校内で黙認されていたリンチを追放しようと同盟休校を指揮。蛮風を改善させた。京大時代にマルキストとなり投獄と言論弾圧されたが、東北の吉野作造博士の学風を嗣いで日本憲法学の始祖となっ た。獄中で自由民権運動も研究した。いわばメイドイン福島だ。
 震災と原発事故で苦難を舐めた南相馬市は「憲法は実現されているか」と問う意味で憲法冊子を全戸配布した。
 私達も有志で博士の伝記映画「日本の青空」を生地小高町浮舟会館で、来たる憲法記念日の3日に開催して祝したい。

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