福島刑務所で人生終える老囚人たち 2014.Dec
街に彩り美しいLEDの電飾のクリスマス・ツリーが冬の風物詩を楽しませてくれる季節になった。
6日、福島刑務所においてクリスマス礼拝を行った。郡山、伊達、福島の教会の牧師と信徒有志30人が燭火礼拝に参加。87名の男性受刑者と刑務官らと厳粛な一時間の降臨祭に参加した。
これほど緊張する真剣なクリスマスは他にない。
高倉健の「網走番外地」の映画等でしか見たことのない刑務所内は、実際には学校か作業場のようで拍子抜けしたが、会場の体育館まで入るのに何重もの施錠の厳重さに緊張する。
豊かで平和な家庭に恵まれた一般日本人は勤勉で温厚だが、重犯による累刑が多い福島刑務所には実は窃盗や覚せい剤などの犯罪傾向と共に家庭や社会に起因する知的発達の遅れた社会的弱者で社会不適応のために、ほかに受け入れ施設がないために収容されて老齢化し、刑期の殆どを送り人生の最期を迎える人が増えて刑務官は介護の研修をするほどの実態だという。
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