中学生の高篠君が塔のてっぺんまで登った


無線塔混凝土塔 設計図


中学生の高篠君が塔のてっぺんまで登った
鉄梯子は、円錐状の塔の内側に垂直に上方に上っているが、ややオーバーハングであり、しかもところどころがさびて抜け落ちていた。
昭和40年代の原町市のニュースは、大風の日や、宮城沖地震の直後にコンクリートの剥落破片が、塔から落ちて来るという事故が、人災を招きやしまいかとの杞憂であった。氏当局はコンクリートの強度の調査をしたり、「保存か撤去か」という社会問題にもなっていた。
そういう背景があって、高篠少年は毎日見上げている高塔のてっぺんまで登って、コンクリートが雨風で酸化してボロボロ状態であることを一目瞭然の写真で知らせてくれた。

関東大震災と原町無線塔

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