ベイブ・ルース物語

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貧しい少年は粗暴だった。アメリカ生まれのスポーツが、この少年を作り替えた。ひとつの物語が誕生した。メジャーリーグを一気にかけのぼったBABEことジョージ・ハーマン・ルイスという。ルースの愛称は、巨大な体躯を持った赤ちゃん顔の、ベイヴという綽名で、それが生涯を通じたニックネームになった。世界偉人全集26という子供向けのリライト本を愛読したぼくは、ほとんどの偉人伝をくまなく読んでみずからの教科書にしていた。
球少年があこがれる野球の伝道の神様になってゆく物語を、読者はどこでご存じだろうか?
小学校の3年生と四年生の中学年という年齢層は、日本の少年少女が、伝記という襟人のストーリーの魅力に惹かれて、どんどん読書の魅力に魅入られて、生涯の人格形成に寄与することになるのが、一定の図式となる。エジソンいわく。野口英世いわく。キュリー夫人いわく。みな、幼児を子供に引き揚げる力がある。これは教師の力量でそうなるのでなく、もともと神様がそういうふうに作ってから、天使のような愛くるしい嬰児として地上に置かれたままに、その場所で咲いた結果なのである。そう。子供たちは、みずからの内側に、のびのびと自ら育ってゆく力を秘めて地上に誕生するのだ。
ベイヴの幼時は、ドイツ移民の父親と母親が、社会の低辺から這い上がってゆく過程で、子供のめんどうを見切れずに、粗暴に育ってしまった少年が、野球という神聖なる楽しくて魅力的なゲームによって、その綱を辿って天国まで登りつめた少年の物語である。

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