「ネタ元」横山秀夫短編を読む

警察と同様、新聞社もまたばりばりの男社会。女の社会進出が進んだとはいえ、女記者が抱えるプレッシャーは並大抵ではない。著者は様々な意味で窮地に追い込まれた真知子の生きざまと彼女が頼りとするネタ元との関わりを通じて、女事件記者の矜持を鮮やかに描き出して見せた。地方の新聞戦争の実態や権力社会のマッチョな実情を目の当たりにしてきた著者ならではの辛口の一編だ。

「動機」あとがき

次の記事

塔と柱