2月20日、金曜日。
やっぱり小西運転書には、戊辰戦争の真実という演題は難しすぎた。ぼくのレトリックも難しすぎたし、だいいち小西さんは、テレビ観戦のプロ野球の解説は好きだけど、歴史や何やからなどについてはくそくらえだ。政治のことなんか、けがらわしいよ。
それで、ぼくは小西攻略の戦法を変えることにした。ぼくの止血を担当してくれた芳賀くんという男看護師に、止血にかかる」20分で、こないだ控室でやり取りした」高橋さんに教えた花岡清州の孫弟子の」飯野町の伊藤兼齋という天使町医者医師て、日本有数の蘭方外科の達人である彼について語った。
さあ、これで芳賀君には、キリスト教の伝道と宣教のきっけをつくったぞ。天理教のにおいがけ、という最初の御縁が出来たっていうwけだ。

そのあと、着替え室のカーテン越しに、野球好きの小西さんには、やっぱり野球の話で迫って落とそう。
「このあいだ野村監督が死んだねえ」「そうですね。亡くなりましたね」
「ぼくはプロy級で一番好きだったのがノムラ監督なんですよ」「へえ」
「野村再生工場っていわれて、よそでダメになってしまったいい選手を拾って再生する。それで、たまには勝って、すこしでも野球人生を長くしてもらったら本人も嬉しいし、家族もうれしい」「そうですね」
「だから、野村監督が最高に好きだし、尊敬もしてるんですよ」「はい」
「野村監督のやきゅうこそが、最も本当の野球なんですよ。そう思いませんか」「沈黙」
「それに比べてプロ野球をつまらなくしたのは読売の帝王のワタツネですよ」「沈黙」
小西さんはよき市民で、他人を批判する自由人のれとりっくさに、黙ってしまう。不自由日本人の模範老年で、僕の批判に同意するわけにいかないのだ。
みなさんはどうだろうか。うちの奥さんもこにしsんと同じで、ぼくが今までニュースを見てテレビに悪態つけると、かならう」たしなめる。なえなら彼女は教育地方公務員であって、自由人ではないkら、ヒトを批判する文筆的小児ンれていないし、子供相手の商売dったから、批判は正義の政治的アピールで安陪政権を攻撃する「安陪やめろ」の日教組だって、避けるからだ。
所が」組合にも県都下でははいらなかった労組の大先輩たちの、あけぼの会という退職女教師の親睦会に入会してから、戦闘的な共産党会員や、労組的な話法の訓練を経て来て自由に自民党を批判する先輩たちの自由な精神に影響されて、ようやく退職して、首相をくそみそに批判しても、相手が公人ならば、堂々と批判すべきだという原則に初めて気が付いて、いまではぼくの専売特許だった「安陪この野郎の嘘つきめ」という悪態や悪罵には」たしなめrけれども「安陪の中野郎」にほとんど近い意味の彼女の語彙のうちでも酷い批判の言葉「馬鹿」「このバカ」というボキャベラリをつかってテレビに言うのは、さいきんぼくよりも感情的な妻のほうが多い。
ぼくは、むしろ安倍さんには安倍さんのうそを言いつづける理由があるんだよ、と一見擁護のような文章レトリックに替えている。

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