被曝予言の土の歌、浪江で

浪江町で疎開していた大木敦夫作詞の組曲「土の歌」のコンサートが秋に予定されている。 仙台、二本松などに避難中の浪江町民の音楽愛好家がこのほど、南相馬市の同胞と共にひばり生涯学習センターで初めての合同練習会が行われた。地元のゆめハット合唱団も賛助出演する。
終曲「大地讃頌」は小中学校の卒業式などで演奏される雄大な曲想で、じつは大木の故郷広島を歌い原爆の悲惨と戦後浜通りに予定された原発へのを懐疑し、大地と母性を讃頌する。 戦争中に勇ましい軍歌を作って青少年を戦地に送り出し戦犯扱いされ出版界から排除。
反省と謹慎の生活で広島への鎮魂と原子力の暴力を批判する詩集。
70年前に被曝の悲惨さを大自然回帰の精神で昇華する歌曲があった。福島原発の未来を予言したかのようだ。
浪江町は町の大半が帰還困難地区に指定されて医療も日常生活も困難な状態。「故郷」を失うまいと懸命な心情を、形にして合唱にして全国に訴えたい。
いわきオーケストラの伴奏で、作曲の佐藤眞氏も出席予定。

民友投稿
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