原町無線塔、朝日座など福島県南相馬市原町区(旧原町市)の文献を公開

雲雀が原で初めて飛行機というものを見る

雲雀ヶ原に飛行機が飛ぶ
操縦者は白戸氏

相馬郡原町雲雀ヶ原に於て来る八月五日民間飛行家の泰斗白戸栄之助氏を招聘し大飛行会を開催せんと目下同町佐藤政蔵氏発起となりて奔走中なるが同氏は元海軍大技士学士にして日本飛行界の先輩たる奈良原三次氏の助手にして操縦術は頗る巧妙を極め現今にては民間飛行家としては第一人を数へらるる者なれば近く雲雀ヶ原の原頭に於て壮観なる鳳凰号の雄姿を見るを得べく殊に同原は先に陸軍飛行場として其候補に立てる位なれば今回に依りて是等の方面に亦得る処あるべしと
大正6.7.28.福島日日

福島民報・大正6.8.9.
○雲雀ヶ原に飛行
十四、十五両日と確定
新造の薫号
予て相馬郡原町有志家に依りて計画中なりし同雲雀ヶ原の飛行はいよいよ来る十四十五の両日と確定したるが飛行機は今回新造の薫号にして操縦者は本邦民間飛行家の権威たる白戸栄之助氏なるが同町にては先般来此雲雀原を陸軍飛行場たらしめんと熱烈なる希望あり既に同町長松本良七氏を会長とし同町軍人分会、消防組を以て中堅とせる飛行場期成同盟会の組織を見今回の飛行は実に其試験的運動の第一歩とも見らるるものにして全町挙げて今回の挙を賛したるなれば当日の盛況は今より思ひ知るべく殊に十三日より三日間に亘り海岸線平亘理間汽車賃二割の割引あり入場料は僅か二十銭にて来る十二日を以て入場券の発売を〆切り夫れ以後は二十五銭を以て発売する由なるが十四日は機台の展覧及予備飛行をなし十五日には午前七時より同十時迄の間に二回の飛行をなすべしと云ふ

雲雀ヶ原大飛行前景気
相馬郡原町なる雲雀ヶ原飛行場期成同盟会にては既報の如く来る十四十五日両日を以て民間飛行家白戸栄之助氏を招聘し親しく雲雀ヶ原の地形及び気流の工合等の調査を遂げん為め前記の両日に於て大飛行を試みる筈なるが之に就き町長松本良七助役伏見勇七両氏及軍人分会長堀川一正同副分会長佐藤貫良の両氏並に分会員佐藤政蔵、遠原与三郎、佐藤栄三、小島保三、古小高留治、堀川健助、杉浦清蔵、鈴木幸二郎、遠藤勘の諸氏極力其任に当りて予期以上の好成績を治めんと努力しつつあり
大正6.8.13.民報

大正6.8.15.民友
○白戸氏の飛行雲雀ヶ原に於て
◇本日二回飛翔す
民間飛行家白戸栄之助氏は既記の如く馨号を操縦し昨日相馬郡原町なる雲雀ヶ原に於て発動機其他の取調を為し予備飛行を試みたるがいよいよ本日午前七時、同十時の二回に亘り得意の飛行を為すべく、地方民は前以て多大の歓迎の意を表し居たれば遠近よりの参観人数万に上るべし

【民間飛行士第1号の白戸栄之助が長浜で大正6年に東北北海道を巡業公開飛行した写真が写った絵はがき】

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