1985年の6月5日は日曜日だったと思う。しかもペンテコステだった。ノルウエー人夫宣教師のクヌッツン先生のご一夫妻が、原町キリスト福音教会の日曜礼拝の司式を終えて、みんなで腹の町駅まで見送りに行ったんだ。冷やし中華の大好きなオスロのお嬢様に箱ごとお土産にして持ってゆかれたんだ。あの日曜日の一週間前に、初めてこの教会の玄関をくぐったよ。おやじが死んで一年目に、導かれるように十字架のある教会に。たった一週間だけの特別レッスンで、55年口語訳聖書で、まことに「ことば」が「宇宙」と「人生」と「命」と繋がっている現実に、衝撃的に衝突したんだ。クリスマスはカトリックの文化的な変節になり、パスコとペンテコステだけがキリスト教の独自の体験であり、儀式だ。