3日の福島刑務所(男子)クリスマス燭火礼拝は今年で10年目になる。定員1655人のうち59人が参加。車いすの禿頭の高齢者も、はっきりと外国人種もいた。高齢化と国際化が目立った。
 窃盗が最多で二番目が覚せい剤使用の事由。塀の外でも人気歌手のASKAさんの逮捕や、福島警察署交通一課長の酒気帯び事故での逮捕など、「正しい人間は一人もいない」と聖書にある通りだ。
 町はイルミネーションの点灯で飾り立てられ年末の賑やかな商戦最中だが、商業主義でない本物のクリスマスが刑務所にこそあった。
 9日女子刑務所は定員500人のうち30~40歳中心に半数の237名が参加し、20人の女性刑務官が囲む。女子受刑者は明るいクリーム色の作業服。普通の弱電メーカーにいるかと思うような光景。トップの四割が覚せい剤で道を誤った。若い母親にとりのこされた家庭の子供や家族もまた苦痛だろう。
 体育館はぞくぞくする冷気が脛から上り凍えるほど。しかし凛として厳粛。最後のアーメンと唱和する瞬間に、平和の神が確かに顕現したと感じた。