イエス様は花粉症にならない。

 

 いずみルーテル教会6月9日(火)聖研にて。

ルカ福音書の第2章。イエスの誕生と、天使と羊飼いの部分。1から20節。

 つまり家畜小屋で産まれ、飼い葉桶に寝かせられたというエピソードです。

 人口調査には色々のやり方があり、夫婦が揃って故郷(出身地)に戻って調査するのはエジプト方式で、古い碑文にあるそうだ。

 一人一人が感想をのべてゆきます。最も貧しい姿で救世主がお生まれになったこと。天使が最初に知らせたのは、最も貧しい羊飼いだったこと。等々、みなさん優等生的な答えをなさる。

 私は、最近NHKで放送された「病気の起源}という番組のことを話しました。

 花粉症のメカニズムを解説した内容で、ヨーロッパでの調査により、赤ん坊は産まれて一歳を迎えるまでに、牛や馬を飼っている家畜小屋に入った経験があったり、遊びに行ったことのあると花粉症にならないことが判明したという。生体の発達過程において人体は一歳になるまでの期間に、花粉かもしくはダニ・ハウスダストなど、どちらかに反応する全く別な抗体が出来上がる。都市生活をしていて農家と縁のない赤ん坊が、大人になって花粉症に悩むという追跡調査で明らかになったのだ。日本の急速な都市生活化や、潔癖すぎる清潔環境が花粉症の激増の要因だとも。

 家畜小屋には、動物の糞などに含まれる微細な粒子が空中に舞い上がっており、これを吸い込んだ赤ちゃんだけに、粉塵糞に対応する特殊な抗体ができ、そうした経験のない赤ちゃんは、別なダニや花粉に反応する全く別な抗体が出来上がる。人生の最初の一年で、その後の苦しみが決まってしまう。

 つまり、結論からいうと、イエス様は花粉症にはならない。だって産まれた時に、たっぷりと花粉に反応しない抗体ができる環境にいたから。

 ちょっと、これって、聖書研究とは関係なかったけどね。

 

 牛、馬、羊といった家畜を入れておく洞窟でお生まれになったイエス様。

 飼い葉桶は、そういう動物に踏まれないように入れられた、と参考書にあったと牧師が云うが、僕は赤ん坊を入れるのに、ちょうどいい大きさだからだと思ったね。

 それからわが国の最古最大の仏教研究家だった聖徳太子が、厩(うまや)の王子とよばれていたことが、何かしら聖書の伝搬と関係があるんじゃないのかな、などと思っているけど、今回は云わなかった。

仏教と景教(ネストリウス派キリスト教)が、ほぼ同時に日本に伝来したのではないかと思っているからだ。神道の禊ぎも、ユダヤの習慣やバプテスマのヨハネの洗礼から来たのではないかとさえ。

 今日最初の出席だし、喋るととんでもない方向に行ってしまいそうだし。

 羊飼いたちは、天使から言葉で救世主の誕生を伝えられたと書いてあるが、読んでいる僕には、飼い葉桶に入った赤ん坊のイメージが、そのまま見えたのではないかと思っている。霊感というのはあると思う。お伽噺のような、この話が、そのままの事実だと思われるほど、具体的な自分の死を前にすれば、天国が近くなった僕にとって、具体的時代に、具体的人物に起きた、歴史的な出来事なのだと信じられるのだ。

ついでながら、いずみルーテル教会では、東京からスカウトした英米人女性を講師として英会話教室を主宰していたことがある。水曜日の午前は無料の英語聖書購読会があったので、しばし通ったことがあるが、講義ではなくフリートーキングだった。月刊「政経東北」2000.8月号)「県内 外国語をタダで勉強できる場所」という記事を書いたことがある。このレッスンに通っていた常連のおばさまがたの一人Sさんは、アメリカ人講師から「God forgive you」と言われて泪があふれ、洗礼を決意したと証しています。(30日)